こんにちは!NPO法人HIKIDASHI代表の大石です。
私達は、気軽に性について相談したり正しい知識を得られる場所として、「性教育カフェ」を出張型で開催しています。
毎月、定例で開催している場所があるほか、
大学の学園祭等のイベントにも時々出展しています。
今回は初めて兵庫県西宮市にある神戸女学院大学様の「岡田山祭」に出展させていただきましたのでご報告します。
今回は私達の単独出展ではなくて、
神戸女学院大学のジェンダーインスティテュート学生サポーターの「ミルラ」の皆さんにお声かけいただいて、
一緒に出展できることになりました。
ミルラさんのインスタはこちら。
ミルラの皆さんは女性やジェンダーに関する問題に取り組んでおられて、
学内のお手洗いにナプキンを設置する活動も実施されています。
また、その中で、学生の皆さんにアンケートを取られたりして、
今回はその一連の活動を展示しておられてとても興味深かったです。
展示室全体の様子はこんな感じ。
今回は学生さんが用意されていた月経周期を学べるブレスレット作りが人気でした!
皆さん、ご自身の月経にまつわる症状等をあれこれお話ししながら、楽しそうにブレスレットを作っておられました。
こういう楽しいワークを通して、気軽に月経について話せるってとても素敵ですね。
私達はいつものように様々な生理用品や書籍の紹介、コンドームの装着ワーク等を担当しました。
ミルラさんのデートDVの展示に合わせて、デートDVチェッカーの展示・配布も行いました。興味を持ってくださった方が多かったです。
また、今回は公益財団法人ジョイセフさんにSRHR(リプロダクティブヘルス・ライツ=性と生殖に関する健康・権利)について書かれたタペストリーを貸していただきました。
ミルラの学生さんの中にも「SRHR」という言葉、概念を初めて知ったという方が結構おられたので、
いろいろとお話しさせていただきました。
また、この学園祭等での性教育カフェ(ユースカフェ)は、今年度も「ひょうごコミュニティ財団」様の助成金により運営しているのですが、
その貴重な助成金により、今年度は同じくジョイセフさんが作成されたSRHRノートも何冊か購入しました。
それを見ながら学生さんといろいろお話ができたのも良かったです。
月経のこと、性的同意のこと、自分がしたいことしたくないこと・・・
普段なかなかじっくり考えたり話したりすることがなくても、こういうツールがあるときっかけができますね。
「パートナーと読んで一緒に考えてみたい」と言ってくれた学生さんもおられました。
誰もが「性と生殖に関する健康・権利」があるということをまずは知ることができる。
そしてこのノート等を使って、自分の心や体、自分にとって大切なことを整理できたり、
また、それを大切な人と対話できたり。
逆にそれをしないままでいると、傷ついたり傷つけたりすることもあるかもしれない。
SRHRについて、もっと当たり前に知れる、そして話せる環境が整っていけばいいなと思っています。
学園祭での性教育カフェはどうしても1年に1回の開催となってしまうので、
相談したい時に相談できる場所、というわけではないかもしれません。
でも、誰もが気軽に立ち寄れる場所、
そして、何気なく入ったところで、こんな話ができるなんて!と感じてもらえる貴重な場であると思って活動を続けています。
今までは自分達が実施できる場所を探して声をかけていましたが、
今回はご縁あって、学生さんの方から「ぜひうちで一緒に」と言っていただけて本当にありがたかったです。
性というのは全ての人に関係する大切なものです。
でも、この日本ではずっとタブー視されてきて、今もこうして話せる場はまだまだ多くない。
それでもこうして一緒に取り組める仲間が増えていくことで、
少しずつでも社会は変わっていくと思います。
ぜひこういう場所をこれからもいろいろなところに作っていけると嬉しいです。
ミルラの皆さん、この度は本当にありがとうございました!
またいつかご一緒できる機会があることを楽しみにしています。
(ミルラの皆さんと記念写真。ポーズはミルラの「M」です。)
さて、秋は学園祭シーズンということで、
今週末もまた別の大学の学園祭に出展させていただきます!
11月2日(土)神戸学院大学 ポートアイランドキャンパス
11月3日(日)同 有瀬キャンパス
こちらは今回でなんと3年目の出展!
毎年、幅広い年代の方々がたくさん来場してくださるので、私達も楽しみにしています。
昨年の様子はこちら。
子ども向けのブースもたくさんあるので、
ぜひお子さんと一緒にお立ち寄りください。
お待ちしています♪
他にも、「ここでぜひ開催してほしい」というリクエストがありましたら、
お気軽にご連絡ください。
若者向けの「性教育カフェ(ユースカフェ)」は、助成金事業として実施しておりますので、費用をいただくことはありません。
ぜひこのような機会が増えることを願っています。