こんにちは!NPO法人HIKIDASHI代表の大石です。
先日は島根県出雲市で開催されたこちらのイベントに呼んでいただきました。
主催は「WOMANHOUSE.izumo」さん。
女性であることが生きづらさとならない社会を目指すプラットフォームとして活動されています。
今回は、
「女性としての生き方アップデート」そして「生きる力を引き出す『生』教育」という2つの壮大なテーマをいただきましたので、
何を話そうか、直前までとても悩んでいました。
でも、今の活動を始めた一つの要因として、
今の日本はあまりにも
「SRHR(リプロダクティブヘルス・ライツ=性と生殖に関する健康/権利)」が守られていないことに危機感を感じ、
そして女性としての生き方を振り返った時に、
このSRHRについて何も知らずに過ごすということは、実はとても怖いことだったのではないかと実感して、
このことについて少しでも多くの人に知ってほしい、
そして、これからの子ども達が「知らずに後悔する」ということが少しでも無くなるようにと思ってこの道を選びました。
ですので、今回も、SRHRや今の日本の現状についてまず皆さんに知っていただきながら、
その状況を変えていくために必要な「包括的性教育」とは何なのかを中心にお話しさせていただきました。
実は今回は私が一方的に話すのではなく、WOMANHOUSE.izumo代表の早織さんとのセッションという形となりました。
私としては初めての試みだったのですが、早織さんが絶妙に大事なところを突いた切り返しをしてくださるので、とてもお話ししやすかったです。
早織さんは音声SNS「voicy」のパーソナリティもされていて、
とても大切な発信をたくさんされている方です。
まだ早織さんの発信を聴いたことが無い方はこちらもぜひ。
また、今回の講演は参加者の皆さまとも匿名でリアルタイムでやりとりできるツールも用いながら、
なるべく皆さんが聞きたい内容をダイレクトにお届けできるように心がけました。
小さいお子さんを連れて参加された方もおられて、
やはり「家庭での性教育」に関心のある方も多かったので、
今日から具体的にご家庭で実践できる内容もいろいろとお届けできたのではないかと思います。
参加者のお一人がさっそく素敵なアウトプットをしてくださっています。
また、今回のイベントには「運次第」という今の状況を変えていくための心強い味方として、
島根県議会の森山県議もご参加くださいました。
ぜひこの地でも包括的性教育の必要性を知ってくださる方が増えて、
どの子ども達も、家庭や学校、地域等で小さい頃から包括的性教育を積み重ねていける環境が整っていくことを願っています。
今回の講演が、そのための小さな一歩となったなら幸いです。
貴重な機会を本当にありがとうございました。
なお、今回はご縁あって代表の私が兵庫県から島根県へ呼んでいただきましたが、
実は当法人では今年度から島根県でも性教育講師が活動を始めています。
詳しい講師プロフィールはこちら。
最近は島根県だけでなく、お隣の鳥取県からお声がかかることもあり、
講演活動や性教育カフェ等の事業を展開しています。
この記事を読んでくださっている山陰地方の方で、
「ぜひここでも話をしてほしい」と思われた方は、一度当法人の問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
小さい頃からの包括的性教育の大切さが、
ぜひ全国様々な場所で広まっていきますように。