こんにちは。主に宮城県を中心にNPO法人HIKIDASHIの性教育講師として活動しています、山谷真子です。
先月11月に、岩出山小学校の4年生PTA行事に呼んでいただきました!
1時間目は保護者の方も一緒に聞いていただきつつ子どもたちに向けて、2時間目は、子どもたちは教室に戻ったあと保護者のみなさまに向けて、性教育についてお話しました。
昨年の10月に、当団体代表の大石が、宮城県大崎市で性教育講演会をしたのですが、それに参加してくださった保護者の方が、「PTA行事として性教育をしてほしい」と思ってくださり、ご縁をいただきまして、今回私が小学校でお話しするということになりました。
昨年10月のセミナーの報告レポートはこちら。
事前に、PTA役員のみなさんや担任の先生方と打ち合わせをし、内容を決めていきました。
保健体育の授業ですでに月経や射精の話はしているものの、性行為については授業では取り上げてはいないとのこと。
しかし、先生方や役員のみなさまからも「大切なこととして子どもたちにも話してほしい」との思いをお聞きし、当日は科学的なこととしてきちんと子どもたちに伝えることにしました。
性教育講座当日、「月経や射精はいのちをつなぐための大切な準備をしている」ということを伝えた後、ではそのいのちはどうやって生まれてくるのかという問いから、話を進めていきました。
科学的なこととして淡々と、大切なこととしてきちんと伝えることで、子どもたちも真剣に聞いてくれている様子が伝わってきました。
そして、約3億もの精子の中からたった一つだけが卵子と受精することで、命が生まれるということ。
ここにいる4年生だけではなく、お家の人も、先生も、私も、みんなそうやってうまれてきたということ。
いろいろな巡り合わせで、今こうしてみんなに会えたのだということをお話しました。
そのあとは、プライベートゾーンのことや、同意をとることや嫌なときな嫌だと言っていいという「NO」の権利などのことを、クイズを交えながらお話しました。
最後は、絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」の読み聞かせをしました。
絵本の最後のページにはこんなふうに書かれています。
『げっけい』があるからといって、しょうらい かならず あかちゃんを うまなければ いけないって こともない
しごとも けっこんも こどもをそだてるかどうかも、
じゆうに きめる けんりが あるの
いろんな いきかたが あるんだって ことを
しっておいて ほしいな絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」より
「今日、月経や射精はいのちをつなぐ大切なもの」というお話をしたけれど、だからといって必ず赤ちゃんを産まなければ、育てなければということではないんだよ。みんなには自分の人生を自分らしく生きていってほしいなと思ってます」
読み聞かせのあと、こんなメッセージを子どもたちに伝えて講座を終えました。
保護者の方からは
「親御さん達からものすごく好評でした!話してもらいたい内容を全部盛り込んでもらえて感激です。」とのお声をいただきました!
短い時間にぎゅっとまとめて、早口で伝えてしまったなと反省していたのですが、保護者の方からの言葉にほっとしました。
この講座だけで全ては伝えきれないので、ぜひこの日をきっかけに、ご家族で話をしたり、友だち同士でも相談しあえるようになるといいなと思います。
講座のあと、教室に戻った子どもたちも、感想をたくさん書いてくれたようです。
子どもたちの感想もまた後日ご紹介します!
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当団体では現在、宮城、兵庫、島根で、性教育講師が活動しております。
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