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島根県松江市の認定こども園さんに呼んでいただきました!

こんにちは。島根県を中心にNPO法人HIKIDASHI講師として活動しています、木金文佳です。

島根県松江市のなの花認定こども園さんで性教育の講演会をさせていただきました。
姉妹園のなの花のぎ認定こども園さんもリモートで参加してくださり、園児さん達のお昼寝の時間を使って、2日間にわたって保育士さんと保護者さんに向けてお話しをさせていただきました。

今回のテーマは「人権教育の観点から考える包括的性教育」。


事前の打ち合わせで、職員の方の言葉が印象的でした。

「お世話の中で、子どものズボンを何も言わずにおろすのはどうなんだろうって思ったんです。だって、職員のズボンはおろさないのに。」

この言葉を聞いた時、「まさに、そうなんです」と、私がいつも大切にしていることの中のひとつに、通ずるものがあると感じました。

「大人に対してしないことは、子どもにもしない」

当たり前のようで、忙しい毎日の中ではつい見落としてしまいがちな視点かもしれないと思っています。
子どもだから大丈夫、子ども相手だから気にしなくても… と疑問に思う事もなく、深く考えることもあまりないかもしれません。

ただ、そんなふうに流れてしまう前に、ほんの少しだけ立ち止まってみる。

「これは、相手が大人でも同じようにできるだろうか?」

まずはその気づきから”子どもと大人は対等”という視点が始まるのではないかと思っています。

包括的性教育は人権教育。

人権教育と聞くと、どこか大きくて難しそうに感じられるかもしれません。「じゃあ日常の生活で何をしていったらいいの?」って思いますよね。

でも本当は、何か特別なことではなくて、私たちの日々の暮らしの中にたくさんの種がちりばめられている。そんなお話を具体的に家庭でも保育でも今日からできることをお話しさせていただきました。

今回の内容は、これまで「性教育」と聞いてイメージされてきたものとは少し違っていたかもしれません。打ち合わせの時から戸惑いの表情も見受けられました。
私たち大人が学ぶ機会は、これまで多くはなかったからそう感じることは、ごくごく自然なことで、その気持ちもOK!

ただ、時代は確かに変化しています。だからこそ、まずは知るところから、一緒に歩んでいけたら嬉しいです。

今回参加してくださった皆さんから、たくさんの温かい感想をいただきました。
その一部をご紹介させていただきます。

🌸お話し、1つ1つが心に入りました。時間を短く感じる程、充実した研修を受講させていただけたこと感謝申し上げます。自分を大切に、そしてお友達を大切に思う心を育む園でありたい、そういう方向性を職員みんなで意識していければと思います。


🌸今回の話を聞いて、子ども達も知る権利があるし、伝えていくことで、性犯罪から身を守ることができるため、伝えていくことが大切だと感じました。一緒に調べて、対話することが大切で大人も自分の境界線を大切にしていきたいと思いました。

🌸子育て中のお父さん、お母さんにも是非きいていただきたい。為になるお話をありがとうございました。

🌸私にとって「包括的性教育」なるものの一端に初めてふれた時間となりました。それは、今まで経験してきた「性教育」とは違い、人の心身全体に関わる人権の話で、まさに「包括的」なアプローチから自分を大切にする、自分の価値感を見つめ直す、相手を尊重するということが学べる教育という印象を受けました。とても興味深い内容でもっともっと知識を得たいと思いました。今後に生かせる分野のコンセプトや道標に大きな影響がありました。また、是非参加させてください。

🌸このテーマは本当に私の中でいろいろどうなんだろうと疑問に思うことが多かったですが、先生の話ひとつひとつが私の疑問に思っていた答えを頂いているようで、この園内研修が終わった時にはスッキリしていたように思います。とても貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

まだまだ、紹介させていただきたい感想をたくさんいただきました。一番多かった感想は「包括的性教育をはじめて聞いた」だったように思います。

まずは知るところから、この1歩がとても大切だなと改めて感じました。
なの花認定こども園様、なの花のぎ認定こども様、貴重なお時間をありがとうございました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

島根県は幼稚園、保育園からの性教育のご依頼が増えています。
講演依頼の詳細はこちら をご覧ください。

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