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保育士さん向けにお話ししました。

こんにちは!NPO法人HIKIDASHIの大石です。

先日、大阪府八尾市にある「認定こども園こどものいえ」様に呼んでいただき、
社会福祉法人ふじ福祉会の保育士の皆さまに、「子ども達の心と体を包括的性教育」というテーマでお話しさせていただきました。

 

主な内容は
◎小さい頃から性教育が必要な理由
◎日本の性教育の現状と、世界基準である「包括的性教育」
◎今日からの保育に活かせる性教育のポイント
 ・心と体の自己決定権(バウンダリー)、「NO」という権利、同意
 ・プライベートゾーンについて
 ・もし子どもに性について質問されたら? 
 ・性別に関わらずその子らしさを大切にする関わり 等
◎オススメの絵本等のご紹介

 

事前質問もたくさんいただいていて、
日頃の保育の中で悩まれている様子がよくわかったので、
少しでもそのお悩みが解消されるように一生懸命お話しさせていただきました。

 

ご感想が届きましたのでご紹介します。

🌸声かけの仕方について勉強になったと共に、園で参加した職員たちと話し合い、声掛けの統一を決められたのでとても良かった。

🌸性教育というと小学生から始めるものという意識がありましたが、0歳から始めることができるという考えは自身の考えの認識を変えるものとなりました。家庭によっても考え方は様々だと思うので、今回の研修で学んだこと全てを保育に活かしていくことは難しい部分もありますが、保育教諭として備えておく知識としてとても大切なことだと思いました。

🌸大石先生がご自身の子育て中のエピソードをいくつか話してくださったところが、とても現実味があって、聞いていて理解しやすかったです。

🌸ジェンダーについて、知らないうちに使っていた色や言葉かけなど、考え直すきっかけとなった。

🌸性器いじりについての対応や子どもとの関わりについて知ることができて良かったです。小さい頃から身近な大人の関わり方が、その後の子どもの性への価値観を反映することが学べたので、日頃から意識してスキンシップを行うようにしたいです。

🌸子どもに性教育をすることの大切さは感じていたが、実際にどのタイミングでどのように進めていけば良いのかわからなかったので、それがよくわかった。0歳から2歳児の子どもに対しての性教育は何ができるか考えていたが、日頃のおむつを替えるタイミングや抱っこするタイミングでも相手に確認して行うことなど、1つ1つの働きかけで、子どもが自分の体や人の体は大切にしないといけないということを小さい頃から当たり前の環境で育つことが大切だと思った。

🌸性のことをタブーに思ってしまう環境を作ってしまっているのは教える側であり、乳幼児期から少しずつ話しておく大切さを感じました。質問には科学的に淡々と答えることや、伝えにくいことは一緒に絵本で見てみるなど、向き合う方法や、何よりも自分が正しい知識を得ることで意識をかえ、子ども達に伝えていけると思いました。

🌸よく保育教諭の身体を触ることもがいて、正直嫌なこともあったので、子どもにもわかりやすく伝えて断っても良いことを知れた。今後の保育に繋げていきたい。また、0歳の子どものおむつ替えでも、変えることを声かけする必要が性教育になることを初めて知った。

🌸プライベートゾーンを触る子どもに「汚いよ」と止めることがあったが、「汚い」ということではネガティブな印象になってしまうこと、ジェンダーギャップに考慮した保育を取り入れていかないといけないことを知れて良かった。

🌸乳児の保育をしているため、私自身に認識が低く、幼児期に入ってからの考えが強かったが、0歳児から必要な言葉かけや考え方の必要性を知り、日々の保育への考え方が変わった。

🌸子ども達は「自分以外の人にプライベートゾーンを不必要に見せたり触らせてはいけないところ」という認識はまだないので、小さいうちから自分の身体を守る権利や、性犯罪から身を守る方法を伝える大切さを学ぶことができて良かった。今後、保育でも活かしていきたい。

 

などなど、まだまだたくさんのご感想をいただきました。
とても励みになります。素敵な機会をありがとうございました!

 

そうなんです、性教育は子ども達が0歳児の時から日常のあらゆる場面でできることはたくさんあって、
それを、保育士さんや保護者の皆さんなど、子ども達を取り巻く全ての大人達が共通の思いを持って日々子ども達と接していくことが大切だと思っています。

でもまだまだ性教育は「小学生くらいから?」「思春期になる頃から?」と思っている方が多い。
それ以前にもできることがたくさんあるということをぜひ広く知ってほしい。

子ども達の心と体を育むために、
全ての大人達が、性教育の捉え方をアップデートしていく機会があればいいなと思います。

 

まだまだ地道な活動ではありますが、
今後もより皆さんの日常のお悩みに沿ったお話をしていけたらと思っていますので、
同じように悩んでおられる方がおられましたらぜひお気軽にお問い合わせください。

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