先週の神戸女学院大学に続いて、今週は神戸学院大学の学園祭で性教育カフェを出展しました!
学園祭自体は11/1~4の4日間開催されたようですが、私達は、
11/2(土)ポートアイランドキャンパス
11/3(日)有瀬キャンパス
の2日間で出展しました。
この神戸学院大学の学園祭での出展は、私達の設立1年目から継続させていただいている事業で、
今年で3年目となりました。
最初は私達も手探りな状況での実施でしたが、
3年目ともなると、実行委員さんからも「今年もぜひお願いします!」と声をかけていただけるようになりました。
また、来場者の方にも、
「昨年も来ました!」「毎年やってますよね。大切な活動ですね!」とお声かけいただけることも増えて、
少しずつこの活動が根付いてきていることを嬉しく思っています。
内容としては、まず入口近くに書籍コーナー。
お子様連れの来場者も多いので、気軽に入ってきやすいようなレイアウトにしています。
お菓子も置いていると結構来てくれます(笑)
続いて月経用品コーナー。
ナプキンだけでもいろいろな種類があるし、
布ナプキン、タンポン、月経カップ、月経ディスク、吸水ショーツ等、
最近は様々な選択肢も増えてきていますが、
まだまだ知らない人も多かったり、何となく知っているけれど使い方がわからない!という方もおられて、それぞれの使い方等もいろいろお話をさせていただきました。
あと、やはり症状が重くてもガマンしている人も多い印象だったので、
そういう方には受診の目安もお伝えしたり。
それから、今年は男子学生さんがこのコーナーに足を止めてくださることも多かったのが印象的でした。
「今はパートナーはいないけれど、いつかのために知っておきたい」
どんな種類があるのか、羽あり羽なしの違いも知らないからこそ知りたい、という方が何名もおられて、
少しずつ、月経が「タブー」ではなくて「大切なこと」として、
性別関係なく知っておくことが大切だよね、という認識が広まってきていることを感じて、とても嬉しく思いました。
また、HPVワクチンやデートDVの啓発。
さらに今回は、ジョイセフさんに貸していただいたSRHRのタペストリーも展示。
多くの方が足を止めて見ておられました。
そして、毎年賑わう避妊具等のコーナー。
一言で「コンドーム」と言っても本当にいろいろな種類があります!
なので、相手にとっても、その時その時でも、「このコンドームがいい!」というのはきっと変わってくる。
だからこそ、つけるかつけないかではなくて、「今日はどのコンドームを使う?」
そんなことも話し合える相手と素敵な関係を築いてほしいなと思います。
そして、ただつけるだけではなく、やはり正しく使用しないと破れたり外れてしまったり、
避妊や性感染症予防の効果が無くなってしまうこともあるので、
正しい使用方法を知ってもらうためのワークも実施しています。
今年は学生さん10人くらいのグループでやってきて、
ワイワイと取り組んでくれた人も多かったです。
動画を撮って、「今日来ていない子にも見せます」と言ってくれたり。
でも中には、「自分は普段はつけない」「つけない方が気持ちいい」「外に出せばいい」などという子もいて、
コンドームを使用しなければ予期せぬ妊娠や性感染症にかかる可能性が高くなること、
膣外射精は避妊法ではないこと、
自分のことも守り、相手のことも大切にするために、妊娠を望まない時期に性行為をするならコンドームの使用は必須であることなどを説明したりもしました。
性教育カフェに従事しているスタッフは、保健師・助産師・看護師・思春期保健相談士等の有資格者ですし、
普段から若い人たちへの性の指導に携わっているスタッフも多いので、とても心強いです。
このように、この場が少しずつ根付いてきているのを嬉しく思う反面、
やはり年1回では、知識が不足している人や間違った情報を鵜呑みにしている人にアプローチするには限界があることも感じています。
でも、学園祭というお祭りだからこそ気軽に入ってきてくれて、
普段待っていてもなかなかアプローチできない層にも正しい知識を届けることができる。
性教育を広めていくためには、きっといろいろなアプローチ方法があって、
それぞれにメリットデメリットがあると思うのですが、
より多くの人に必要な知識を届けていくためには、ありとあらゆる方法を検討していく必要があると思っていて、
そのための一つの手段として、こういった学園祭等での出展はとても意義があると思いますし、
今後もより有効な方法を、私達なりに模索し続けていきたいと思います。
もし、「こういうところで開催してみたら」とか、「うちでもぜひやってほしい!」というご意見があれば大歓迎!
一度お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
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