こんにちは。主に宮城県を中心にNPO法人HIKIDASHIの性教育講師として活動しています、山谷真子です。
先月11月に宮城県大崎市立岩出山小学校4年生のPTA行事として性教育講座をさせていただきました!
その時の様子はこちら。
この性教育講座を聞いてくれた小学4年生47名の子どもたちから、感想が届きましたのでご紹介します!
(※子ども達にもSNS記載の許可をとっています)
性教育講座の最初は、「思春期には心も体も少しずつ大人に近づいていっていること」「成長は個人差があるから気にしなくていいよ」ということをお話しました。
感想にそのことについて書いてくれている子どもたちが8名いました。
🌸体の変化には個人差が大きいということがわかりました。
🌸生理や射精には個人差があるから、自分だけ早いとか遅いとかいうことは気にしなくていいということがわかりました。
小学4年生はまさに思春期の入り口あたり。どんなこともつい友だちと比べてしまって落ち込んだり不安になったりする時期かと思います。
「比べなくても大丈夫だよ」のメッセージを受け取ってくれたことがとても嬉しいです。
そして、月経や射精については保健体育の時間にすでに学習していたそうですが、今回の性教育講座の中でもあらためて説明をしました。
そして「月経や射精はいのちをつなぐための大切な準備をしている」ということを伝えた後、ではそのいのちはどうやって生まれてくるのかという問いから話を進めていきました。
すると、「あらためて月経や射精について知ることができてよかった」「赤ちゃんができる仕組みがわかった」等の感想を書いてくれた子が11名にのぼりました。
🌸男子は精子、女子は卵子があることは知っていたけど、しくみや赤ちゃんのでき方がわかってよかった。
🌸お母さんが1ヶ月に1回くらい「今週は血が出るから一緒にお風呂に入れない」と言っていて「何でだろう?」と思っていた。でも女の人には必ず月経がくることがわかったから、次からその時はお母さんが疲れたりしないようにしてあげたい。
お母さんの様子を思い出して、今後は優しく接していきたい等、自分だけでなく相手に寄り添う気持ちをもってくれたことも素晴らしいなと思いました!
そして、講座の後半には「自分も相手も大事にするためには」というテーマのもと、相手の気持ちを聞く(同意をとる)ことなどをお話しました。
これらのことを知れてよかったという感想を書いてくれた子たちは、15名いました。
🌸手を繋ぐときは友だちにしっかり聞いてから手をつなぐことが知れた!
🌸手を繋いだり、体を触ったりするときには相手の同意をもらってからにする。
🌸人の気持ちを考えて行動しようと思う。
🌸プライベートゾーンを触られそうになったら「お(大声を出す)す(すぐに逃げる)し(知らせる)」を守ろうと思う。
「性教育」ときくと、体の仕組みや性行為に関することばかりをイメージしがちですが、このコミュニケーションの部分もとても大切。
子どもたちには、自分のことも相手のことも大切にできる人になってほしいという願いをこめて、このコミュニケーションに関する内容は性教育講座では必ず入れています。
その他、自由記述の欄には、以下の感想を書いてくれていました。
一部ではありますが、ご紹介します。
🌸男女の体の話や心の話をみんなや家族に伝わるように話してくれてありがとうございました!
🌸自分はもう生理が来ていましたが、これからは周りに頼りながら生きていきたいなと思いました。
🌸私はまだ生理がはじまっていないので心配だったのですが、山谷さんの説明を聞いて安心しました。
🌸生理のこととかは自分だけで抱え込まずに、信頼できる大人に相談することがいいんだと思いました!
🌸初めは、自分もいつか血が出るようになったりするのかと怖かったけど、話を聞いてこわくなくなった。
🌸成長は一人一人違うのがわかって安心しました。
🌸卵子と精子は命の元なんだということがわかりました!
🌸精子と卵子が出会わないと赤ちゃんが産まれてこないということなどがわかりました!教えてくれてありがとうございました!
限られた時間の中で、小学4年生のみんなに知っておいてほしいことをぎゅっと詰め込んだ内容となっていたのですが、子どもたちは最後まで真剣に聞いてくれて、そして学んだことをしっかりと自分の言葉で書いてくれました。
これからも、周囲の人たちとお互いの違いを尊重しあいながら、学校生活を送っていってほしいなと思います。
岩出山小学校4年生のみなさん、素敵な感想を送ってくださり、ありがとうございました!
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