こんにちは。NPO法人HIKIDASHI代表の大石です。
今回は大学で講義をさせていただいた感想をご紹介します。
普段は小学校・中学校での講演が多く、大学生へお話しさせていただくのは年に1回あるかないかくらいなので、
私としてもとても貴重な機会でした。
今回伺ったのは、京都市にある龍谷大学さん。

対象は主に文学部の学生さんで、仏教について学んでおられる学生さんが約6割ということで、
「生」や「死」ということに向き合っていく中で、
「性」についてもタブー視せずに考えてほしいという趣旨でご依頼をいただきました。
大学生向けですし、90分いただけたので、包括的性教育やSRHR(リプロダクティブヘルス/ライツ=性と生殖に関する健康/権利)についてもお話ししつつ、
でもきっと、小中学校でいわゆる従来の「性教育」を受けてきておられない年代かなと思ったので聞いてみたところ、
やはり「しっかり受けた記憶がある」と手を挙げてくれたのは1割にも満たなかったので、
普段中高生にお話しするような、ぜひ知っておいてほしい性と生殖に関する知識のあたりも盛り込んでお伝えしました。
小学生や中学生にお話しする時は、「こんな表現は難しいかな」とかなりかみ砕いた言葉を用いたり、
話すスピードもなるべくハキハキとゆっくりめにお話ししますが、
大学生ともなると結構思いのままにお話しすることができたので、
私としてはとても楽しくあっという間の90分でした。
ただ、講師が気持ち良くなってしまう授業は良くない、というのが通例なので・・・
調子に乗りすぎず、きちんと振り返りをしていきたいと思います。
いただいた感想をご紹介します。(許可を得たもののみを掲載しています。)
🌸本日の講義を受け、性に対する自分の中の違和感や気持ちに、初めて正直に向き合うことができました。
過去の恋愛を振り返ると、優しさに付け込まれたり、拒否するとヒステリックになられたり、拒めない状況を作られてコントロールされていたりと、自分自身が多くの我慢を重ねていたことに気づきました。
講義内で紹介された「デートDVチェッカー」では、「これもデートDVに含まれるのか」と驚く内容が多く、当時は「当たり前のこと」として受け入れてしまっていた自らの状況に改めて衝撃を受けました。今後は、嫌なことは嫌だと意思表示をし、対等で健全な関係性を築いていきたいと強く思いました。
また、私は以前から性行為に対して苦手意識があり、痛みを感じたり、相手の行為が終わる瞬間に強い不安に襲われたりすることがありました。これまでは相手に合わせて無理をしていましたが、講義を通じて「無理に合わせる必要はないんだ」と気づき、心が救われました。
さらに、最近の学生は小中学校での性教育が遅れているというお話がありましたが、振り返ると私の環境は、先生がコンドームの着脱を実演してくれたり、男子生徒にも生理への理解を促してくれたりと、非常に恵まれた環境であったことにも気づかされました。
今後は、性教育の枠組みの中にある「人間関係」や「ジェンダー」といったテーマについても、さらに深く学んでみたいです。 本日の講義は、これまでの自分を振り返り、これからの生き方を考える上で、大変有意義な時間となりました。貴重なご講義をありがとうございました。
🌸本日の講義は非常に有意義な時間だったと感じました。SRHRという言葉を今日初めて聞いたのですが、性の健康や、生殖の健康、自己決定権などの要素が含まれていることを知りました。 恋人との関係は対等であるべきだと改めて感じることができました。まだまだ自分は知らないことだらけであると実感しました。 今日学んだことはほんの一部に過ぎないということがわかったので、これからのことを考えてもう少し自主的に調べることが必要だと思いました。
🌸「性教育」に関して、中学校や高校の時に保健の時間に授業を受けたことはあったけど、忘れていることもあったり、プライベートで性に関して調べることもなかったので、今日の講義を通して、改めて性に関して学ぶことができて良かったです。
個人的には昔よりは性に関してだいぶ進んでいる部分があると思っていましたが、日本は世界と比較して、ジェンダーギャップ指数が低かったり、性教育も積極的には進められていないことから、性に関する政策も世界と比較してまだまだ進んでいないということを知り、とても驚きました。
性というものは繊細なものであると思ったので、より慎重に大切に扱わなければならないものだと思いました。今後も性に関する諸課題に対して注目していきたいと思います。
🌸今日の授業では避妊の方法はピルかコンドーム、そして膣外射精だけだと思っていたのですが膣外射精は間違いで、世界的にはピルやコンドーム以外の避妊方法があることに驚きました。
世界と比べると日本が性に関することで大きく遅れをとっていることを知りました。これから先、性に関する悩みなどを気軽に相談できる社会になってほしいと思いました。
🌸31これまで私は性について恥ずかしさがあり、避けてしまう部分があった。でも講義を通して、性は自分や相手を大切にし、ジェンダー平等について考えるためにも大切なことだと分かった。これからは性を恥ずかしいものとして避けるのではなく、正しく学び、理解していきたいと思った。
🌸性教育は受けたことはあるけど、ここまで詳しく受けたことがなかったのですごく有意義な時間だった。 私は今付き合っている彼氏がいるけど、その彼氏は私が教えるまで生理というものが月1回来るもの、そして1週間くらい続くこと、ナプキンを一日に何回も変えないといけないもの、PMSなど生理期間以外にも気分がしんどくなったりすることを知らなかったので、男性も将来のために月経というものをもう少し理解する姿勢が欲しいなと思った。
🌸私は性教育の内容は個人的ではありますが、正直に言うと嫌いなジャンルです。セックスという行為が人間が行う行為として意味がわからない行為であると感じています。子供が生まれるという文化としては素晴らしいものだと感じますが、行為自体がいかがわしく、しんどさを感じてしまいました。私の知識として持っているものが浅いのもありますが、性教育の考えは私は苦手であった。
🌸女性が負担する金銭的な部分や危険性、不安な気持ちも多く、それに寄り添ってくれない男性も多いことはよく知っていましたが、今回の授業からも感じました。相手を思いやり、自分が知らない異性の体を理解することも大切なことだと感じました。
🌸かなり踏み込んだ話をしていて、小中高では絶対に習っていないことまで知れて大変参考になりました。何かあった時のために絶対に知っていた方がいいこともあって、保健の授業では教えてくれなかったことも細かく知れて良かったです。
🌸生理の周期について自分のことであるのに全然知らなかった。産婦人科で相談のような事をできると知り安心した。また、様々な相談窓口があり、もしなにかおかしなことがあればそれに応じた所へ相談しにいきたい。そのような安心できる手段があることを知れて良かった。
🌸あまり性行為についての話を聞くことがなかったので興味深かったですが、グロいなと感じることもありました。今まで先人たちが避けて来た結果があまり話をできない空気感を作り出していると言うのはわかるけど、まだ耳を閉ざしたくなりました
🌸自分は少しプライドが高くてそれが故にモラハラ気質みたいなところがあると思って今日の話を聞いていてデートDVチェッカーに引っ掛かる箇所もあると思ったから俯瞰的に見れていい機会だったし気をつけていこうと思った。
🌸生理の話で自分にも彼女がいてとてもいい勉強になって自分で実践できる事が今回の講義で学べたと思うのでとても授業受けれて良かったなと感じれた。
🌸彼氏といい生活を送るために大切なことを沢山知れました。自分の行動も良くないところが多いなと思ったので改善したいと思いました。
🌸今までの人生で、性教育をちゃんと受けたことがなかったので貴重な機会だった。 自分が性に関して思い込んでることがあったとしても、中々他の人から指摘されることは少ないので、誤った認識だと気付くのは難しい。 その点で、このような授業はとても重要だと感じた。
🌸小中高と曖昧な感じで性教育について学んできたが、今日の講義でより詳しく性について学ぶことができました。SRHRなど初めて聞くような考え方を知ることができたし、性に対する正しい知識が必要であることを深く理解しました。
🌸性教育を今受けることは中々なく、講義いただいた内容は理解していることであっても再確認することは大切なことだと感じました。性教育に関しても人によって知識がバラバラであるため知識の底上げができるこのような講義があることはすごく大切だと感じました。
🌸今回の講義にあった性に関する知識はある程度は自分が知っていることだったけれども講義内容ほど詳しく知っているわけではなかったので今回の講義はとても勉強になりました。 特に世界の避妊などについては全くと言っていいほど知らなかったので今回の講義を聞いて調べなければと思いました。
🌸自分的には性に詳しい方だと思っていたが、今回の授業を通して間違っていたことや改めて気づいたことがあってとても有意義な時間だった。
他にも貴重なフィードバックをたくさんいただきました。
皆さんそれぞれに感じたことを書いてくださってとてもありがたかったです。
また、このご感想から、私としても気づきがたくさんありましたので、
そのことについては、少しずつ私のnoteでも深掘りしていきたいと思います。
今回はほぼ一方的なお話で終わってしまったので、
次はまたぜひ学生さん達と相互のやりとりを楽しめる機会もあればいいなと思っています。
素敵な機会をありがとうございました!
