こんにちは。NPO法人HIKIDASHIの大石です。
私達は「子ども達の生きる力を引き出す」をコンセプトに、今年4月に設立した団体なのですが、
その時の思いとして、
いつか途上国と日本の子ども達の架け橋になるようなことがしたいという思いがありました。
でもそれが実現するのはまだまだ先だろうという思いがあったのですが、
今回、ご縁あって、
世界100ヶ国以上で旅をしながら子ども達と交流している孤児院ダンサーこうすけさんと、
フィリピン・ミンダナオ島の現地NGO法人「ミンダナオ子ども図書館」スタッフの西村奈々子さんをお招きし、
イベントを開催することができました。
題して、
「子ども達をダンスで笑顔に」プロジェクト!!
田中こうすけさんインスタはこちら。
「ミンダナオ子ども図書館」インスタはこちら。
まずはこうすけさんから、
なぜ今のような活動を始めたのか、
そして、世界の子ども達と交流することで何を感じておられるのかをお話しいただきました。
参加者は未就学児の子も多かったのですが、
みんな真剣に話を聞いていたのが印象的でした。
続いて奈々子さんから、
これまでのご経験や、
「ミンダナオ子ども図書館」での子ども達との生活から日々感じておられることを話していただきました。
ミンダナオ子ども図書館では、約80名の子ども達が一緒に生活をしていて、
いろいろな家庭の背景や宗教も超えて、一つの家族として生活しているそうです。
当番の日には朝4時から、スタッフさんの分も含めて約100名分の朝ご飯を作るという話に驚きの声が上がっていました。
自分たちとは全然違う生活をしている子ども達が世界にはたくさんいることを知る良い機会になったと思います。
そして、お待ちかね、
ミンダナオの子ども達とのオンラインでの交流タイム!
会場の子ども達も、
「どんなフルーツが好きですか?」
「日本は寒いですがそちらはどうですか?」など、
日本語や英語で積極的に話をしてくれました。
また、ミンダナオの子ども達から、
「何歳ですか?」
「何色が好きですか?」などの質問があり、
みんな押しかけるように順番に答えていました。
ミンダナオの子ども達に言葉が通じた瞬間は、わあっと歓声が上がり、
違う国に住んでいてもコミュニケーションが取れるという貴重な経験ができ、
みんなとても喜んでくれました。
そしてそして、
お次はこうすけさん指導のもと、
会場の子ども達もミンダナオの子ども達も一緒にダンス!!
住んでいる国や言葉は違っていても、
ダンスをすればみんなの笑顔は万国共通!
どの子もみんな同じ笑顔で笑っていました。
アンケートもほぼ全員が「とても良かった」と回答してくださったほか、
・もっともっと日本の子ども達に知ってほしい内容だと思った。
・子ども達がとても楽しそうで新しい発見あり。
・こうすけさんのお話も奈々子さんのお話も、心に響きました。
・子ども達にとってとても貴重な機会で、こういう講演がこれからも続いてほしいと思いました。
・非言語の遊びは子ども達の好奇心を引き出すとても素敵な場だと感じました。
・全力で生きている、ダンスをする姿から、はじめは恥ずかしがっていた子ども達も心がオープンに殻が脱げていくのを感じました。
など、とても嬉しいご感想をたくさんいただきました。
まだまだ日本の子ども達は、
自分たちの周りの狭い世界しか知りません。
でも、世界にはいろいろな人たちがいるということを知ること、
そして、住む国が違ってもこうしてコミュニケーションが取れることを体験することで、
そこから学ぶことはたくさんたくさんあると思っています。
これからも、NPO法人HIKIDASHIの大切な活動の一つとして、
このような機会を作っていけたらいいなと思っています。
ご参加いただいた皆様、
こうすけさん、奈々子さん、そしてミンダナオの子ども達、
本当にありがとうございました!