こんにちは!NPO法人HIKIDASHI代表の大石です。
神戸市役所からご依頼をいただき、昨年度に引き続き市内の保育士さん向けの研修講師をさせていただきました。
昨年度の様子はこちら。
→【令和7年度】神戸市の保育士さん向け研修でお話ししました。
昨年度は主任・主幹保育士さんを対象にお話をさせていただき、
今年度は広く「キャリアアップ研修」という位置づけで、市内約270名の保育士さんにお話をしました。
昨年度の研修がとても好評だったようで、ぜひ同じような話を市内のたくさんの保育士さんに知ってほしいということで今回のご依頼となりました。
ですので、内容はほぼ昨年度と同様に、
・なぜ乳幼児期からの性教育が大切なのか?
・日本の性教育の現状
・「包括的性教育」とは
・明日からの保育で実践できること
・バウンダリー、「NO」という権利、同意
・プライベートゾーンの伝え方
・子どもから性に関する質問をされたら
・性別に関わらず、その子らしさを大切にするために
というようなお話をさせていただきました。
今年の12月25日から、いよいよこども性暴力防止法が施行されます。
ですが、ご存じのとおり、それで子どもへの性暴力が完全に防げるわけではありません。
日々の保育現場に性教育を浸透させていくことで、防犯意識を高め、性暴力を未然に防ぐことが大切です。
でも、包括的性教育は、決してそういった防犯のためだけではありません。
子ども達が自分を大切にし、相手との違いも尊重しながら、みんなのびのびと暮らしていけるように。
その心と体の健やかな育ちを支える土台と作っていくためのものだと思っています。
そしてそのためには、起きている時間の大部分を一緒に過ごしてくださる保育士の皆さんの関わりがとても大切な中で、
こうして2年連続で一緒に考える機会を作ってくださったこと、大変ありがたく思っています。
また、個々の保育士さんの関わりはもちろんのこと、
それを各園に持ち帰って施設全体での方針を検討していただきたいこと、
さらには保護者の方とも共有し、保育現場と家庭との両輪でぜひ子ども達の生活に包括的性教育を根付かせていっていただきたいということをお話ししました。
参加者の皆様からの感想が届きましたのでご紹介します。
〇性教育=「生」教育であり、どうしたら子どもができるのかと聞かれた時は事実を淡々と伝えることが欠かせないと学びました。子どもたちが混乱しないように保護者と園との方針を共有していきたいと思います。
〇性教育=「生」教育で誰もが自分らしく生きる権利だということが心に残りました。性別に関わらずその子らしを大切に関わることが大事だと学んだので実践していきたいなと思いました。
〇性教育は人権教育である、ということが印象的でした。また、YES、NOと小さい頃から相手に伝えていく事が成長した時に性交渉のYES、NOにつながっていくことを教えて頂き、これからの保育に取り入れていきたいと思いました。
〇性教育は人権教育。ノーと言える土台を小さい時から作っておくことが大切と学んだ。相手にノーと2回言わせないことが大切だと勉強になりました。
〇包括的性教育とは、日常のあらゆる場面で、ポジティブに性を捉えるためのものであることが分かりました。自分はいいと思っている行動でも、相手にとっては嫌なことかもしれないなど私自身も考える時間になりました。
〇性教育は人権教育であることを再確認した。
子どもたちが性被害の加害者にも被害者にも傍観者にもならないよう、土台を培っていきたい。
〇性教育は単なる性のことを伝える事ではなく、自分も人も大切にする教育であると認識し、できる事からやっていこうと思いました
〇性教育に関しては、子どもたちが疑問に思ったその時がチャンス!と思い、答えることができるように、まずはどう伝えるかや、どう疑問で返すかを考えていきたいと感じました。
〇性教育の話では、境界線、Noという権利、同意を取るの3つがとても大切だと学んだ。子どもからの質問に対して大人が恥ずかしがるのではなく、「科学的に淡々と」伝えることが大切だと学びました。
〇性教育は人間の体や性の仕組みを知ることにとどまらず、私たち、子どもたちの心と体を守るお守りであることが一番印象に残りました。子どもの心と体を守る権利を尊重するにあたって、バウンダリーの存在やNoという権利、相手のNOを尊重できる権利、同意を取ることの大切さを子どもたちに伝えていきたいと思います。
〇性教育について興味深く聞きました。ちょうどプールの時期なので、性別で着替える場所を分けていますが、もし不安に思うことがあったら伝えてもらうことを明日から実践しようと思います。子どもが第一に安心できる環境が大切だと感じました。
素敵なご感想をありがとうございました。
包括的性教育は日常生活の小さな積み重ねが大切になっていくからこそ、
これからも子ども達と関わってくださっている保育士の皆様と、こうして一緒に考える機会を大切にしていきたいです。
このように、NPO法人HIKIDASHIでは保育士さんへの包括的性教育の普及啓発にも力を入れて活動しています。
お問い合わせはこちらの問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
お待ちしています。
