こんにちは!NPO法人HIKIDASHI代表の大石です。
先日、パープルリボンキャンペーンの一環として、
兵庫県明石市にある「複合型交流拠点ウィズあかし」のフリースペースでお話をする機会をいただきました。
パープルリボンキャンペーンとは、「女性に対する暴力をなくす」ことを目的に、
毎年11月12日~25日を中心に、全国で様々なイベントが行われています。
一応要申込ということにはなっていましたが、閉鎖された空間ではなく、
より多くの人に気軽に聞いてもらいたいという趣旨でこのフリースペースでの開催となりました。
この写真には写っていませんが、この後ろの空間にはまだまだたくさんのテーブルがあって、
当日も、雑談や自習、打ち合わせ等で利用されている方も多かったです。
そして今回の講演タイトルは、
「イマドキの性のおはなし〜子どものこころ・からだ・いのちを守る〜」
パープルリボンキャンペーンの一環ということで、
もちろん、性暴力をなくすためにも性教育は必要だということを、
今の日本の現状を交えながらお話ししました。
そしてそれと同時に、
性教育は決して性暴力を無くすことだけが目的なわけではありません。
傷ついたり傷つけたりすることがないように、
そのリスクを回避するための対策を取ることももちろん大切。
でも性は誰もが生きていく上でポジティブに保障されるものでもあると思うのです。
それぞれが自分の心や体について決める権利があること、
嫌な時には嫌だと言っていいこと。
そしてお互いにその権利があるから、
互いを尊重しながらお互いが心地よく暮らせるように。
それぞれが自分らしく幸せに生きていけるように。
そのために性教育があるのだということに改めて気づいてほしい。
もう一つのタイトルにもあるとおり、
親として、子ども達に関わる大人として、
来てくださった皆さんの「性教育」に対する認識がアップデートすればいいな。
そしてそのために今日からできることを何か一つでも見つけてスッキリして帰っていただきたいな。
そんなことを思いながらお話しさせていただきました。
また、今回の講演は、「すべての子ども達に包括的性教育を届けたい」という思いで、
手話通訳と要約筆記もぜひつけてほしいとお願いし、実現しました。
当日はお忙しい中、明石市議会議員でもありろう者である家根谷市議や、
市民の会の山中市議も来てくださいました。
また、その他にも、小さなお子様連れのご夫婦や、
いつもお世話になっている養護教諭の先生や地域の方々、
市外の盲学校の先生方、
そして活動初期から応援してくれている小中学校の同級生も娘さんと来てくれたりして、
様々な立場の方々が参加してくださいました。
包括的性教育を進めていくためには、
まず、子ども達に関わる全ての大人の皆さんに、その大切さを知っていただくことが必要だと感じています。
ぜひ多くの方のお力をお借りしながら、
これからを担う子ども達が、どの学校に通っていても、学校に通っていなくても、障害があってもなくても、
みんな包括的な性教育を受けられる環境が整うように、
これからも一歩ずつ進んでいけたらいいなと思っています。
素敵な機会をありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします!