こんにちは。NPO法人HIKIDASHIの大石です。
先日、
神戸市内の某区の公私幼稚園合同研修に呼んでいただき、
「包括的性教育の捉え方と実践例~乳幼児期からの性教育~」というテーマでお話させていただきました。
基本的には保護者の皆さまへお話しする時と同じように、
まず
・なぜ乳幼児期からの性教育がオススメなのか?
・日本の性教育の現状と世界基準(国際セクシュアリティ教育ガイダンスに基づいた包括的性教育とは?)
というお話をした後に、
プライベートゾーンのことや、バウンダリー、同意のこと、
子どもに質問をされた時にはどうしたらいいか、等、
今日から実践していきたい具体的な性教育のあれこれについてお話ししました。
ただ、家庭と違って園等での性教育の難しいところは、
保育者が一個人の判断で、その子の知りたいタイミングに合わせて良かれと思って説明をしたことに対して、
保護者や他の保育者の価値観が本当に人それぞれであるために様々な反応があり、
それによって性教育を実践した保育者が孤立してしまうことにもなりかねないということです。
ですので、まずは園全体で性教育の方針を共有しておくこと、
そしてそれを保護者とも共有した上で実践していけるといいですね、というお話をしました。
ご感想が届きましたのでこちらにまとめました。
また、オススメの絵本等を教えてほしいというお声も多かったので、
今回もいろいろとお持ちしました。
絵本だけではなく、
包括的性教育を学べるカルタなどを使うのもいいですね。
すぐに世界基準に基づいた性教育がどの施設でも行われるのは難しいかもしれませんが、
子ども達が混乱しないためにも、
園全体で、そして園と保護者とで共通認識を持った上で、
同じような姿勢で子ども達と向き合っていただけると嬉しいなと思います。
素敵な機会をありがとうございました。
このように、保育園・幼稚園や小学校等の職員様向け研修も随時行っています。
ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。