皆さま、NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」見ておられますでしょうか。
日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー、ということで、
今の時代もまだまだジェンダー平等には程遠いと言われている日本ですが、
それとは比べものにならないほど、まだまだ男女に与えられる機会や権利の差が明確であった時代に、
それぞれの懸命な生き方が描かれていて、とても考えられる作品だなと毎日興味深く見ています。
そして、
そんなジェンダー平等の視点もとても気になるのですが、
月経に関する描写が多いのもこの作品の新鮮なところ。
主人公は毎回「月のもの」が重くて4日は寝込んでしまうことが示されたり、
同じ女性同士でもお互いの症状の違いに驚いていたり、
月経の話になって、気まずそうに席を外そうとする男性に「お気になさらず」と声をかけたり。
そして今日の放送では、
年に1回の大事な試験の日に、これまでこの日のために多くの努力を積み重ねてきた日に、
予想よりも早く月経が来てしまい、
本来の力を発揮できなかった・・・と悔し涙を流す主人公の姿が描かれました。
これまでなかなかドラマでは描かれなかった、
でも多くの女性たちが今日もどこかで当たり前に経験していることが表に出たことは、
それまでそんなことを意識してこなかった人たちにも大きな気づきがもたらされたのではないでしょうか。
そして、私達も、
そんな経験をする人が少しでも減るように、
今は当時よりも、月経とうまく付き合う方法や、月経によるつらさを軽減する方法がいろいろとあるということを、多くの人に知ってほしい。
「月経は女子の身体的発達の自然な一部であり、秘密やスティグマとして取り扱うべきでない」(「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」より)ということを知ってほしい。
そんな思いも強く持ちながら活動しています。
以前、とある女子校から、
今回の主人公のように、日々懸命に努力している生徒さんたちが、
大事な場面で月経によってその実力を発揮できないことがないように話をしてほしいというご依頼をいただきました。
その時の記事もぜひ合わせてお読みいただけると嬉しいです。
また、月経について知って話せる場所を、株式会社mitaina様と一緒に作っています。
次回は5月13日(月)11:00~13:00
神戸市中央区の神戸阪急5階プルアプープにて開催します。
予約不要ですのでぜひお気軽にお立ち寄りください。
このように、月経に特化したお話の依頼も大歓迎です。
自分を知り、相手を知り、お互い幸せに生きていくために、ぜひNPO法人HIKIDASHIの講演をご活用ください。
ご依頼はこちらから。